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梅雨時期や夏になってくると水虫が毎年のように増えてきますが、そもそも水虫ってなに?と思っている方も少なく無いと思います。 そこで今回は水虫の基礎知識として、水虫の種類や症状、、部位や診断方法など詳しく書いてみたいと思います。
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水虫とは?種類や部位について解説します。
まず水虫とは白癬菌という真菌によって感染します。 カビの一種であり、皮膚の角質層に寄生しておこります。 白癬は人の体にあるケラチンを栄養源として増殖するので、病変の場所としては皮膚の角層や毛、爪になってきます。 ここからは、水虫も関係あるのですが、白癬というものについて解説になります。 ちょっと細かいので詳しく知りたい方は読んでみてください。(飛ばしてもらっても構いません。) ちょっと細かくなるのですが、分類から種類について解説します。 まず白癬は、角層、爪、毛にとどまる浅在性白癬と真皮、皮下脂肪、内臓に寄生する深在性白癬に分類されます。 この2種類が分類になるのですが、実は内臓とかにも寄生する場合があるんですよ。(めったにないですが・・・) そして、この分類から種類、部位に分かれていくのですが、 浅在性白癬は手、足、股部、体部、顔、爪、頭部(浅在性)白癬などに分けられます。 深在性白癬は殆ど毛なのですが真皮、皮下脂肪、内臓などに分けられます。

浅在性白癬・・・手白癬(水虫)、足白癬(水虫)、股部白癬(いんきんたむし)、体部白癬(ぜにたむし)、顔面白癬(しらくも)、爪白癬、頭部白癬になります。 深在性白癬・・・毛髪の周囲炎症が伴うのをケルルス禿瘡といい、口ひげやアゴひげの周囲炎症を伴うものを白癬性毛瘡といい、生毛の周囲炎症伴うものを生毛部深在性白癬といいます。 あと、真皮、皮下脂肪、内臓の深在性白癬の事を白癬性肉芽種といいます。 多いのは足白癬、爪白癬、体部白癬、股部白癬が殆どで、他の白癬症は稀になってきます。 深在性白癬に至っては0.1%以下ですので極めて稀と言われています。 白癬症の割合を書いてみますと、 白癬症の70%弱が足白癬、20%が爪白癬、体部白癬が7%、股部白癬が5%と言われています。 日本人の割合で考えると、5人に1人が足白癬(足水虫)、10人に1人が爪白癬(爪水虫)と言われています。 ここまでが白癬という真菌についての説明になります。 次からは水虫の症状について書いてみたいと思います。
水虫の症状は?
ここからは水虫の症状について書いてみたいと思います。 まず、足白癬(足水虫)になるのですが、3種類に分けられています。 ①小水泡型(汗疱型):小さい水疱が集まって出来て、破れると葉っぱのような屑が付着する。痒みは出る場合と出ない場合がある。なり始めは痒みが無いことの方が多い ②趾間型:一番頻度が高い水虫です。この趾間型でも2種類あり、乾燥型と湿潤型があります。湿潤型のほうが症状としてはきつく、割れたりすることもある。痒みが多いのも湿潤型の方が多い。 ③角質増殖型:足白癬の7%以下で稀である。痒みは多少ある。ほぼ100%で爪白癬を合併している。 ①、②は梅雨時期から症状が出てきて、秋ごろには自然に軽快することも多い。 しかし、水虫は素人で判断するのが難しいので一度は受診されたほうが良いと思います。 次に手白癬(手水虫)なのですが、 痒みがかなり強く出ます。手のひらだと手のひら全体が角化して、乾燥して、米ぬかのような屑を落とす事が多い。 通常は片側で起こり、足・爪白癬など合併していることが多い。 次に爪白癬なのですが、 爪の色が混濁していき、変形したり崩壊したりする。 初期だと爪の光沢はあるが、どんどん光沢はなくなっていきます。 水虫の症状については以上になります。 次は水虫の診断方法について書いてみたいと思います。
水虫の診断方法は?
診断なのですが、真菌の証明をしないかぎりは確定診断は出来ません。
ドクターでも見ただけでの判断は80%と言われています。
その為、直接顕微鏡で確認し、真菌の有無をはっきりさせてから治療に入ったほうがいいです。
そして、水虫が確定した所で初めて抗真菌薬を使用するという判断が一番いいです。
間違って塗ってしまったからどうなるという訳ではないですが、ずっと治らないまま放置する可能性もあるので、皮膚科の受診をおすすめします。
まとめ
今回は水虫について色々書いてみました。 水虫は皮膚科ドクターでも初見で80パーセントしか断定できないという事をお伝えさせて頂きました。 この事から、素人が判断すると治りも遅くなってしまうので、しっかり受診し牽引してもらってください。
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