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熱性痙攣は小児時期に高熱を出すと痙攣を起こしてしまうことがあり日本人の7~8%程度の小児がなると言われています。

欧米諸国と比較しても、かなり高い数値(欧米は2~3%)になっていて、日本人という種によるもの言われています。

色々知りたい方もいらっしゃると思いますので、詳しく書いてみたいと思います。


薬の事(ダイアップ坐剤)については以前記事にしたことがありますので、そちらを参考にしてください。

ダイアップの副作用や使い方、タミフルとの併用などの疑問を解説

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熱性けいれんとは?定義や年齢、再発率や遺伝性など解説します。

熱性けいれんの定義・・・

主に生後6~60ヶ月までの乳幼児期に起こる38℃以上に発熱に伴う痙攣と定義されています。


重要な事は、けいれんの原因になる脳の病変を持っていないこと。

これが前提となります。


髄膜炎やインフルエンザ脳症などの時のけいれんは熱性けいれんとは言いません。


熱性けいれんは年齢の上昇と共に自然にならなくなる事がおおく、熱性けいれんを経験したことのある小児と経験したことのない小児とでは特に違いも認められないので予後は良好な疾患と言われています。


年齢について書くと、

上記で6ヶ月~60ヶ月の乳幼児期というのが定義ですが、生後6ヶ月以下でもかかることはありますし、小学生になってもかかることはあります。

しかし、小学校3年生(8~9歳)くらいになるとかなり減ってきます。


しかし、熱性けいれんにかかったことのある人ならわかると思うのですが、問題のある熱性けいれんがあります。

それは、

長時間持続する熱性けいれんが起こることです。

基本的に30分以上持続するものをいいますが、その間心拍数や呼吸、酸素飽和度などの異常が見られる状態です。

基本的に痙攣が少し長いと思ったら救急車を呼んで下さい。(痙攣が起こった時に呼んでもらっても構いません。)
熱性けいれんの再発率は、 1回熱性けいれんを起こした児の再発率は約30%と言われています。つまり約70%は1回だけということになります。 熱性けいれんにもなり易いなりにくいがありますので、次の様な事がある児は再発しやすいと言われています。 ①両親のいずれかが熱性けいれんをもっている(遺伝性が多少あると言われています。) ②1歳未満での熱性けいれんの発症 ③発熱してから1時間以内の熱性けいれんの発症 ④熱性けいれんの発症時の体温が39℃以下 これらの因子を1つでも持っていると再発率が2倍以上になると言われています。 これらの事が起因して熱性けいれんの確率を上げていると言われています。 熱性けいれんの対処法につきましてはダイアップ坐剤の所で書かせて頂きましたので、参考にしてみてください。 ダイアップの副作用や使い方、タミフルとの併用などの疑問を解説

熱性けいれんとてんかんとの関連性はどうなの?

熱性けいれんとてんかんとの関連性になるのですが、

熱性けいれんをもっていると将来てんかんが発症する頻度は2%~8%と言われています。

これは、熱性けいれんをもたない方は0.5%~1%と言われているので、数倍高くなると言えます。


ただ、物凄く誤解を招きやすいところなのですが・・・


熱性けいれんにかかったからてんかんになった!

という訳ではなく、

てんかんをもっていると小児時に熱性けいれんをおこしやすい!と言うことなので、誤解しないようにして下さい。


熱性けいれんをかかった子供が将来てんかんを発症しやすいかどうかという原因がありますので書いてみます。


①神経学的異常が存在する

②両親・同胞にてんかんの人がいる

③複雑型熱性けいれん(詳しくは後ほど書きます。)

④発熱してから1時間以内の熱性けいれんの発症


以上4種類が言われています。

この内、当てはまるのが1種類だとてんかんの発症率は2%で2~3種類だと10%くらいと言われています。


以上の事からてんかんは遺伝性があることが言えるのですが、しかし主な原因はわかっていないのが現状です。

これからもっと解明されていくと信じて待つしかありませんが、薬でコントロール出来ることもあるので、ゆっくり対応していくことが大事になります。


次は熱性けいれんの種類について書いてみたいと思います。

熱性けいれんの種類はどんなのがあるの?

熱性けいれんと1つにまとめられることが多いのですが、熱性けいれんにも種類があります。

単純型熱性けいれん

複雑型熱性けいれん

この2種類に分類されます。


以下の項目のうち1つでも当てはまると複雑型熱性けいれんと診断され、当てはまらない場合は単純型熱性けいれんと診断されます。


①部分発作

②15分以上持続する発作

③24時間以内に2回以上発作があった場合。


熱性けいれんの場合、ほとんどが全身性発作であり、部分発作の場合だと熱性けいれんを複雑型と分類されます。

部分発作とは・・・身体の一部のみの痙攣発作やけいれんはなく意識が遠のくような症状のみのことを指します。


大体割合的には

単純型熱性けいれん:複雑型熱性けいれん=2:1

と言われています。


これらが熱性けいれんの特徴となります。

最後に

今回熱性けいれんについてかなり詳しく書いてみました。

特にてんかんとの関連性などは中々目にする機会もないと思いますので、詳しく書いてみました。

しかし、基本的にはダイアップ予防で抑えられますので、しっかり使用方法を守って使用して頂ければいいと思います。

参考にしてみてください。
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