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※画像はダイアップ4mgです。

ダイアップ坐薬(ジアゼパム坐薬)は熱性けいれんなどに用いられることが多く、使い方を迷われる方が多いです。

そして、痙攣が出ていないからと副作用も怖いため、いれるのをためらってしまったりする方もいらっしゃいます。


多分思っている以上に熱性けいれんをされたことのあるお子さんは多いです。

そこで今回はダイアップ坐薬の副作用もそうですが、使い方や他の坐薬との併用やうんちと出てきてしまった時など色々疑問があると思いますので、解説してみたいと思います。
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ダイアップ坐薬の副作用は?

ダイアップの副作用なのですが、注意が必要な物が多いので、ご両親は注意深く見ていてあげてください。

主な副作用は・・・

・ふらつき(5.02%)

・眠気(4.52%)

・興奮(0.35%)(数字は添付文書より抜粋)


そして、重大な副作用には

・依存性

・刺激興奮・錯乱

・呼吸抑制

などあると言われています。


依存性に関して言えば、

・用量を超えないこと大量投与から急激な減少によりけいれんなど起こることがあるので、徐々に減量すること。


これらを守って頂ければ大分回避できます。

そもそも大量投与しなければいけない状態であれば、救急にいっているはずですので医師の指示に従ってください。


刺激興奮・錯乱に関して言えば、

統合失調症の方などに投与した場合に起こることがあります。

観察をしっかり行い、異常がある場合は中止してください。



呼吸抑制に関して言えば、

この患者さんの割合が一番多いと思います。

慢性的な気管支炎など患っている方に出ることがあります。

投薬を中止し、適切な処置をと書いてありますが、ここまでだと救急車呼んでください。


その他の副作用としては、

歩行失調、頭痛、言語障害、興奮、振戦、喘鳴、気道分泌過多、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、流涎、発疹、便秘、口渇、頻脈、血圧低下など

色々副作用があります。


しかし、副作用を怖がってダイアップを使わない方もたまにいます。

それは本当に怖いことだと思いますので、個人的にはダイアップはしっかり使って欲しいです。


副作用に関しては以上になります。

ダイアップ坐薬の使い方は?タミフルとの併用はどうなの?

大体説明を受けていらっしゃると思いますが、再度確認の意味を込めて使い方を知っておいてください。


①投与間隔は?


1度投与したら8時間はあけてください。


次に投与する場合は16時間あけてください。


つまり、1日に2回までしか投与しないでください。



②熱は何度で投与する?

ドクターによってまちまちですが、私は37.5度以上で投与してくださいとお伝えしています。



③解熱の坐薬とダイアップの坐薬はどっちから投与する?


ダイアップから投与してください。


その後、30分以上経過してから解熱の坐薬(主にアンヒバかアルピニーだと思います。)を使用してください。


本当は順番が逆でも構いません。しかし、専門的な話で申し訳無いのですが、

ダイアップは水溶性の座薬、解熱の坐薬は脂溶性の坐薬なので、順番を逆にすると一番効果の出る時間帯に行き着くまでが遅くなります。ダイアップは投与したらどれ位で効く?

15分から30分もあれば効果はあります。

ダイアップは先程も書きましたが、水溶性なので、腸内の水分量で一番効果のでる時間帯は変わりますが、大体15分あれば効果はあるはずです。



⑤ダイアップ投与した後にうんちがでた。ダイアップはどうしたらいい?


5分以内だと、新品を開封し再投与してください。


10分以内だと

形がそのままで出てくれば新品開封し再投与

形が崩れていたら再投与しません。



基本的に投与して10分以上経過している場合は再投与しません。インフルエンザにかかってしまった。熱があがってきているけどダイアップ使う?

ダイアップは使います。

使用頻度に関してはドクターと相談してください。

その際に抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ、イナビルなど)との併用も問題はないです。



大体多い質問はこれくらいなのですが、他の質問もあるかもしれません。

その時は申し訳ございませんが、お問い合わせかコメントからよろしくお願い致します。

わからないこともあるかもしれませんがお調べして返答させて頂きますのでよろしくお願い致します。

ダイアップの体重換算について

ダイアップは体重によって使用量が変わります。

規格はダイアップの4mg6mg10mgがあります。


用量としましては、

1回0.4~0.5mg/kgを1日1~2回直腸に挿入します。

そして適宜増減はありますが、1日1mg/kgを超えないようにします。(添付文書より抜粋)



しかし、こうして書かれていてもわかりにくいと思う方もいると思います。

そこで、簡単に見れるように目安書いておきますので、参考にしてみてください。


体重が10キロだと1回4mg~5mg投与になります。

従って、ダイアップ4mgの規格で投与という形になります。


体重が15キロだと1回6mg~7.5mg投与になります。

従ってダイアップの6mgの規格か10mgの規格の4分の3投与という形になります。


体重が20キロだと1回8mg~10mg投与になります。

この場合、4mgを2回でもいいですが、殆どのドクターは10mgを切って使用するような形を取ります。


大体の目安で書いています。

先程も書きましたが、症状によっては多くも少なくもするので、あくまで参考程度にしておいてください。

最後に

今回、ダイアップについて色々書いてみました。

私個人的な意見なのですが、ダイアップは熱が出ていたら入れてあげて欲しいです。


ここからちょっと怖いことを書きますが、熱性痙攣をおこすと、呼吸も困難になる場合が多いです。

短い時間の発作ならまだいいですが、大きな発作がおこってしまうと、脳に酸素が行かなくなり低酸素状態になる可能性があります。

そうなると最悪、障害が残る可能性も否定はできません。


薬を入れたくない気持ちはわかります。

薬剤師だからこそ余計にわかります。

はっきり言って副作用のない薬はありません。


しかし、大きい発作を起こして、呼吸困難になり、救急車で運ばれてきて・・・という話も友人たちからも聞いたことあります。

極端な話なのですが、呼吸が出来ないというのは、数分首を絞められているというのと同じです。


そんな思いをさせたいですか?


この熱性痙攣に関して言えば、小学生くらいになれば殆どなくなります。

そこまでの辛抱と思い、出来れば使用してあげてください。

今回は以上とさせて頂きます。
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