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※写真はルナベルULDです。 月経困難症の適応で処方されるルナベルは低用量ピルという事で話を聞かれていると思います。 ルナベルは避妊効果に関して言えば臨床試験していませんので、そのように使用するのは止めて欲しいのですが、かなり質問されます。 あくまで月経困難症の治療薬という位置づけですが、よく質問される内容ですので書いてみたいと思います。 後は、ルナベルの飲み忘れについてです。これも本当に多くて、今まで薬を服用したこと無い方も多いので、もし飲み忘れた時の事についても書いてみたいと思います。
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ルナベルに避妊効果はあるの?
ルナベルは避妊効果を期待しての投与は出来ません。 ですが・・・ 全く同じ成分のオーソM-21という薬が避妊目的としてあります。 ルナベルはあくまで月経困難症の治療薬なので、避妊薬としては言いづらい所であります。 月経困難症だと医療保険の適応になるので、保険で診察・薬をもらうことが出来ます。 オーソM-21は避妊目的として出されます。 避妊目的は保険適応外なので、自費で購入しないといけない事になります。 この違いが大きく、オーソM-21だと負担が大きくなってしまいます。 あくまでルナベルは月経困難症の治療目的になるので、避妊目的としては使用できませんが、成分だけで見ると避妊効果も否めないという事になります。 因みにオーソM-21も服用方法もルナベルと変わりません。 3週間(21日間)服用し1週間の休薬というサイクルで服用します。 何が違うの?と聞かれれば・・・ 特に違いはなく、使える適応症の違いです。という表現しか出来ません。 ただ、オーソM-21はルナベルLDと同じです。 ルナベルULDとはまた違うので勘違いしないようにしてください。 ルナベルULDは月経を起こすか起こさないかのギリギリのホルモン量になっています。 その為、避妊を期待してというのも止めておいて下さい。 理屈だけで考えれば、きっちり服用出来ていればほぼ妊娠はされないでしょうけど、何が起こっても適応外の事なので自己責任になります。 その考えだけはしっかり持っておいて下さい。 避妊を考えられている方には知っておいて欲しい記事を以下に載せておきます。 ノルレボの副作用や効果、失敗した時の影響などの疑問について解説 ノルレボはいわゆるアフターピルです。質問の多かった事を書いてみています。お時間があるようでしたら読んでみて下さい。
ルナベルを服用し忘れてしまった時はどういう対応をしたらいいの?
ルナベルは1日1回1錠を21日間続けて頂く薬になります。 しかし、薬に飲み慣れていないと、うっかり忘れてしまう事もあると思います。 そこでもし飲み忘れた時どうしたらいいのか?とか効果は?とか気になる所でもあると思いますので、書いてみたいと思います。 仮に毎朝1錠ずつ服用しているとします。(人によっては夜などもありえると思いますが、時間的に朝で今回は書かせて頂きます。) 例1) ルナベルを1日目の朝に飲み忘れ昼に気付いた場合(夜に気付いた場合でも同じです。) その気付いた昼に服用してください。 そして、次の日の朝、またいつものように服用して下さい。 例2) ルナベルを1日目の朝に飲み忘れ2日目の朝に1日目の朝の分を飲み忘れていることに気付いた場合(1日服用を忘れた時) その2日目の朝に2錠服用してください。 そして次の日からまた朝に同じように服用してください。 そして、ここからが知っておいて欲しいのですが・・・ 例3) ルナベルを1日目の朝、2日目の朝服用を忘れてしまった場合(2日間服用していない時) これはドクターの指示を仰いで下さい。 多分2日間服用していないと、消退出血が起こります。(起こらない場合もありますが。) ※消退出血とは・・・簡単に書くと黄体ホルモンで支えていた内膜が剥がれて出血することです。 消退出血が起こると言う事はルナベルの効果が薄くなってしまっていると考えられるので、次の生理周期まで休薬することも考えられます。 しかし、ドクターによってはそのまま服用を続ける場合もあります。(今までの服用経緯や期間の長さなども考慮されるはずです。) よって、ルナベルを2日間、3日間・・・飲み忘れてしまった時はドクターの指示を仰いで下さい。 ルナベルを飲み忘れて生理が来たと思うかも知れませんが、生理とはちょっと違いますので、生理をしっかりコントロールするためにも相談してくださいね。
最後に
今回はルナベルの質問で多かったことについて書いてみました。 避妊目的では使用出来ませんので、そこだけは十分に理解して下さい。 あとは、飲み忘れは本当に多く、結構聞かれた事があります。 飲み忘れに関しては仕方のない事だと思いますので、2日間以上飲み忘れた場合はきちんと牽引してもらってくださいね。 関連記事として ルナベルLDとULDの違いや副作用の事そして飲み合わせなど解説 このような記事も書いてみましたのでお時間がある様でしたら読んでみてください。
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