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※左はルナベルULD、右は患者さん配布用の紙です。


子宮内膜症に伴う月経困難症に使用されるルナベル配合錠(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール配合製剤)

ルナベルにはLDとULDというのがあるのですが、その違いや副作用についての事

後は質問に多い、ルナベルと他の薬の飲み合わせのことなど書いてみます。
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ルナベルLDとULDの違いは何?

ルナベルLDとULDの違いなのですが、卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)の量が違います。



LDは1錠あたり卵胞ホルモンが0.035mg

ULDは1錠あたり卵胞ホルモンが0.020mg

となっており、ULDの方が少なくなっています。

黄体ホルモンの量はルナベルLDもULDも同じになっています。



次はその卵胞ホルモンの違いについて書いてみます

卵胞ホルモンの量が違う事と副作用との関連性について

先程卵胞ホルモンの量が違うと言う事を書かせて頂きましたが、違うとどうなるのかと言いますと・・・


副作用の発現が軽微になりやすいです。



特に、重篤な副作用でもある血栓症のリスクが高いので、その血栓に対するリスクがULDの方が出にくいということを言われています。

あと目眩やフラつき、吐き気、頭痛などの副作用もULDの方が出にくいと言われています。(出る人は出ますが・・・)


副作用があまりにも多すぎるので特に多い副作用だと、

・頭痛悪心上腹部痛不正性器出血希発月経(39日以上の月経の事)

・月経過多下腹部痛過少月経頻発月経(24日以内の月経の事)

・乳房痛乳房不快感

などがかなり出やすい副作用になります。(添付文書より抜粋)


これらの副作用はかなりの確率で出やすいので、軽微であれば、そのまま服用を続けるようにドクターは指示することもあります。

その為、もし上記の様な事があれば、すぐにドクターに連絡して指示を仰いで下さい。

ルナベルを継続か中止かの判断をして頂けると思います。

その為、服用始めは医院の開局している時間帯を考えて服用するのもいいと思います。


ただ、生理との関係もあるので、ドクターにこの日から服用してという指示もあると思いますので、その通り服用してください。

その時にもし医院が開局していなかったとしても、産婦人科だと誰かはいらっしゃると思いますので、連絡してみてください。

ルナベルLDとULDの不正性器出血について

ルナベルULDの方が卵胞ホルモンも少なく、副作用も多少軽微という事を先程書かせて頂きましたが、

軽微な分、不正性器出血が起こることもあります(出血が止まりきらない事がある。)


実際にルナベルLDで安定されていた方がULDに変更された後、出血が起こり、またLDに戻るという事もあるみたいです。

その為、ULDの方が使いやすい感じもあると思いますが、LDしか使えない場合もあるという事もあります。

ルナベルと他の薬の飲み合わせについて

ルナベルはその薬の性質上、かなり併用に気をつけなければいけない薬があります。


多すぎるので、今回は頻繁に使用されそうな薬だけをピックアップしてみます。


・副腎皮質ホルモン剤

プレドニゾロンやプレドニンなど

炎症を抑える目的で出される事があります。喘息の時などに使用する場合もあるので、服用されている方は気をつけて下さい。

薬の作用を増強させてしまう恐れがあります。


・テオフィリン

テオドール、ユニフィルなど

喘息に用いられている場合が多いです。

こちらも薬の作用を増強させてしまう可能性があります。


・オメプラゾール

オメプラールやオメプラゾン

胃酸の分泌を抑制して胃の不快感を改善する薬です。

こちらも薬の作用を増強させてしまう可能性があります。


・テトラサイクリン系抗生物質

ミノマイシンやビフラマイシン

細菌をやっつけて症状を改善する薬です。

ルナベルの効果を下げるのと不正出血の可能性を増大する恐れがあります。


・ペニシリン系抗生物質

サワシリン、ユナシン、ビクシリンなど

細菌をやっつけて症状を改善する薬剤です。

ルナベルの効果を下げるのと不正出血の可能性を増大する恐れがあります。


・糖尿病系の薬剤

血糖値を下げたりする薬全般

血糖値を下げる薬の効果を減弱させる恐れがある。


・アセトアミノフェン

カロナール、コカールなど

ルナベルの血中濃度が上昇するおそれがある。アセトアミノフェンの血中濃度が低下するおそれがある。


・セントジョーンズワート含有食品

ドラッグストアなどに売っています。

ルナベルの効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。


これくらいが主な併用を注意して欲しい薬剤になります。


質問で頂いた事のある、

・ルナベルと花粉症の薬との飲み合わせルナベルと抗生物質でもセフェム系(フロモックスやメイアクトなど)やニューキノロン系(クラビットやジェニナックなど)などの飲み合わせ
ルナベルと胃薬というか吐き気止め(プリンペラン)との飲み合わせ

これらは使いやすいと思います。


しかし、

・ルナベルと鎮痛剤(頭痛薬)との飲み合わせルナベルと片頭痛の薬との飲み合わせ

これらは要相談です。

ルナベルの効果を減弱させる恐れがあるのでドクターと相談してみてください。

最後に

ルナベルのようなホルモン剤は身体の中から体質を変えるくらいのことになるので、副作用もきつい場合があります。

しかし、服用を始めたら劇的に調子が良くなる人もいます。

うまく使用できれば、本人の生活の質を上げることも可能なので、ちょっと体調が優れない日が続いたりするようなら一度婦人科で相談される事をオススメします。

ルナベルでまだ飲み忘れのことなど書きたいので、別の記事に書いてみようと思います。
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