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※左からムコダイン500mg、ムコダインDS50%、ムコソルバン錠15mg、ムコソルバンDS1.5パーセントです。


よく小児科領域や耳鼻科領域でムコダイン(カルボシステイン)とムコソルバン(アンブロキソール)を同時に併用する事があると思います。

どっちも痰を切る薬で・・・のような説明を薬剤師からされているかも知れません。


しかし、どっちも痰を切る薬なら1つでいいんじゃない?と思われる方もいると思います。

そこで今回はムコダインとムコソルバンの違いや同時に併用する事について簡単にですが書いてみたいと思います。
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ムコダインとムコソルバンの違いは何なの?

ムコダイン(カルボシステイン)とムコソルバン(アンブロキソール)は1つしか出ない場合もあれば、ドクターによって2つ同時に処方する場合があると思います。

どうして両方出すのか質問された事もありますので、ここでは簡単に違いについて書いてみます。


簡単に書くと・・・

ムコダインは痰に直接作用して痰の粘り気を滑らかにしてくれる作用があります。

ムコソルバンは痰には直接作用せずに気道粘膜自体を滑らかにしてくれます。



様は痰に直接作用するかしないかの違いです。



あとは・・・

微妙にですが、効果や適応症の違いがあります。

ムコダインは上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核の痰を除く作用と副鼻腔炎に対する膿を排泄する作用があります。


ムコソルバンは急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核、塵肺症、手術後の喀痰喀出困難と副鼻腔炎の膿を排泄する作用があります。


2つを比較してみると・・・

ムコダインは咽頭炎、喉頭炎の適応があるがムコソルバンにはありません。

逆にムコソルバンの塵肺症、手術後の喀痰喀出困難はムコダインにはありません。


しかし、ムコソルバンの塵肺症、手術後の喀痰喀出困難はちょっと特殊ですのでここでは割愛させてください。



ムコダインの咽頭炎、喉頭炎の適応というか効果は結構重要で、よくある症状なのですが喉や声帯の炎症などの適応はムコダインにしかないんです。



※簡単に咽頭炎(いんとうえん)、喉頭炎(こうとうえん)の違いを説明しますと・・・

咽頭炎・・・喉を見た瞬間にわかるその辺りの炎症(扁桃腺の炎症です)。様はドクターがヘラを突っ込んで赤くなっているか見る所です。

喉頭炎・・・見た瞬間ではわからないもっと奥の方の炎症。声帯などの炎症は喉頭炎になります。ファイバースコープなどで検査します。


以上がムコダインとムコソルバンの違いになります。

その為、服用される方の実感でもあると思うのですが、ムコソルバンよりムコダインを処方されるイメージの方が多いと思います。(私見で申し訳ないです。)


しかし、似た薬ですがムコダインとムコソルバンの副作用の点を比較するとムコダインの方が若干ですが発生率が高い気がします。(処方されている症例数も違いますので一概には言えませんが・・・)

副作用のついては以下の記事に書いてみましたので、お時間がございましたら参考にしてみてください。

ムコダインの副作用で眠気や頭痛はある?副作用を詳しく解説します

ムコソルバンの長期服用による副作用を小児の実体験を交えて解説

ムコダインとムコソルバンはよく同時に出るけど併用していいの?意味はあるの?

ムコダインとムコソルバンは小児だと特に同時に出るイメージがあります。(私見で申し訳ないです。)

そして上記にも書きましたが、両方とも痰の薬です。という説明をされることも多いと思います。(私もそういいますので・・・)


じゃあ、何で同時に出るの?という事なのですが、


上の章でも書きましたが、微妙に作用の仕方が違うのです。


痰に直接作用するかしないかの違いと書かせて頂きましたが、本当にその両方の効果を狙って処方されます。



つまり、痰自体を滑らかにする作用(ムコダイン)と粘膜の滑りを良くする作用(ムコソルバン)

この両方の点から痰自体を滑らかにして出させようという事です。


その為、痰の絡むような咳などの場合にはこの2種類に咳止め(アスベリン、フスタゾール、メプチンなど)を同時に使用することも少なくないと思います。

そして、喘息の患者さんにも痰を絡ませにくくする為に両方出る事もあります。


同時に服用して大丈夫?という点では、作用が違うので問題はないはずですと説明させて頂いています。

ムコダインやムコソルバンは鼻水や副鼻腔炎などの鼻の症状にも処方される?

ムコダインやムコソルバンは副鼻腔炎や鼻水の時にも処方されます。


副鼻腔炎の時には膿を排泄する目的で出ます。

鼻水には鼻を止めるというよりも出しやすくするという目的で使用します。


鼻を溜めてしまうと副鼻腔炎や中耳炎などの原因にもなりかねないので、なるべく鼻水は外に排出する方がいいのです。(副鼻腔炎や中耳炎については後日また詳しく書きます。)

その為、ムコダインやムコソルバンを服用した際に最初は鼻水の量が増える事があります。(奥に溜まっていたのが表面に出てくる事がある為、量が増えたように感じる事があります。)


別に痰は出ないけど、ちょっと風邪ひいた時に病院いくと処方される事があるのは、こういう作用を期待しての事だと思います。

最後に

今回、ムコダインとムコソルバンの違いや同時に併用する事について書いてみました。

今回の記事も実際に質問されたことのある内容ばかりになっていますので、気になっている方も多いのかなと思います。

ムコダインやムコソルバンは小児科領域や耳鼻科領域だとかなり頻繁に処方される事もありますので、参考にしてみてください。
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