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皆様こんにちは

薬剤師こうです。


前回の続きになるのですが、今回は不妊症に対しての原因が分かる場合の治療法と原因が不明な場合の治療法について書いてみたいと思います。

今回の記事だけ読んでもわかりにくければ、前回の記事も参考にしてみてください。

不妊症とは?男性不妊症や女性不妊症の原因や検査について詳しく解説
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不妊症の原因が女性側とわかっている場合の治療法について

前回に書かせて頂きました、女性側の不妊症の原因である、


① 卵管因子・・・卵管が詰まっていたり、卵子を取り込む卵管采の可動性がしっかりしていない。

② 排卵因子・・・月経がない(無月経)、出血があっても排卵を伴っていない。

③ 免疫因子・・・精子を攻撃してしまう抗体が分泌されることがある。これにより精子の運動や卵子との結合を阻害される事がある。

④ 頸管因子・・・頸管粘液(子宮頸管を満たす粘液の事で精子を通しやすくする役割があると言われています。)の分泌量や性状が不十分で子宮への精子の進入を阻害します。

⑤ 子宮因子・・・子宮に先天的な形態異常があったり、筋腫や内膜異常などで着床が阻害される。


この5つの因子の場合の治療について書いてみたいと思います。

① 卵管因子が原因の場合

・手術療法・・・卵管の開通や癒着除去などを行います。

・体外受精


② 排卵因子が原因の場合

・薬物療法(排卵誘発法)
 
 a.クロミフェン療法(クロミッド)

 b.ゴナドトロピン療法

 c.ドパミンアゴニスト療法(カバサールなど)【高プロラクチン血症の場合】


・漢方療法・・・排卵補助を目的とする(当帰芍薬散など)


③ 免疫因子が原因の場合

・人工授精


④ 頸管因子が原因の場合

・薬物療法

 シクロフェニル(セキソビット)やFSH製剤(卵胞刺激ホルモン)の投与や抗菌薬を投与する場合があります。


・人工授精


⑤ 子宮因子が原因の場合

・手術・・・子宮筋腫の摘出など

・ホルモン療法・・・子宮腺筋症に対する補助療法(ピルを使用したりします。)

・人工授精



以上のような治療法を選択される事が多いです。

5つの因子のどれかが原因と分かる場合は、治療法もありますので、しっかりドクターと相談して進めてみてください。


次は男性側の不妊症の原因が分かる場合の治療法について書いてみたいと思います。

 

不妊症の原因が男性側とわかっている場合の治療法について

こちらも前回の記事の続きになるのですが、前回男性側が原因での不妊症にたいして、


① 造精機能障害・・・精子が全く無い(無精子症)場合や数が少ない場合、あるいは動きが悪いなど精子を作る機能に問題がある事。

② 精路通過障害・・・精管が狭くなるなど、精子の送り出す事に問題がある場合

③ 性機能障害・・・・勃起障害(ED)や射精障害などの性機能に問題がある場合。


以上の様な3つの因子が関与すると書かせて頂きました。


今回はこれらの治療について書いてみたいと思います。

① 造精機能障害が原因の場合

・ビタミン剤や漢方薬(補中益気湯など)【突発性の造精機能障害に用いられます。】

・ゴナドトロピン療法【低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の場合に用いられます。】

・抗菌薬や解熱鎮痛剤【精巣に炎症がある場合に用いられます。】


そして、最近では亜鉛不足によって精子の量も減っているのでは?という研究結果もあるので、

・亜鉛療法(ノベルジンなど)

ノベルジンに関しては以下の記事を参考にしてみてください。

ノベルジン(亜鉛)と男性機能不全や男性不妊に関しての事



② 精路通過障害が原因の場合

・手術・・・精路の再建など

・顕微授精


③ 性機能障害が原因の場合

・薬物療法

 PDE5阻害薬の投与(バイアグラ、シアリスなど)【勃起障害の場合に用いられます】

 アモキサピン(アモキサン)やイミプラミン(トフラニールなど)の投与【逆行性射精障害に用いられます。】


・人工授精


以上が男性側に原因があるとわかっている場合の不妊症の治療に用いられる方法になります。

男性側の不妊症も増えていますので、このような治療をすることがあるということを知っておいてください。

 


男性や女性の不妊症の原因が不明な時に行う治療について

不妊症なのですが、当然妊娠しない原因がわからない場合も存在します。

妊娠しない原因がわからない時に行う治療について書いてみたいと思います。


① 排卵期に合わせて性交を行う「タイミング法」

卵子と精子を出会う確率を少しでも上げるために時間を合わせるやり方になります。

ドラッグストアとかでも排卵チェックできるものが販売されていますので、使用して見るものいいかと思います。

しかし、しっかり牽引してもらわないとと思われる方は産婦人科でも行っていただけますので相談してみてください。


② 排卵誘発や人工授精などの方法


③ 生殖補助医療(ART)

ARTとは?

体外受精や顕微授精や胚移植などの近年に見られるようになってきた新しい治療法です。

この治療法が確立され、今まで妊娠しづらかった方も妊娠できる可能性が出てきています。



原因がわからない場合はこれらの方法で不妊症の治療に当たる場合が多いです。

最後に

今回、不妊症の原因がわかる場合の治療法と不明な場合の治療法について色々書いてみました。

今では医療の進歩によって、この様な方法で色々不妊症に対してアプローチできるようになってきました。


しかし、これらの治療を駆使したとしても最終的に妊娠に成功しない場合もあります。


こればかりは、神のみぞ知るといいますか、ドクターも頑張って色々手を尽くしてくれますが、どうしても難しい場合はあります。

その事をご留意ください。

参考にしてみてください。
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