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皆様こんにちは

薬剤師こうです。


今回は糖尿病治療に用いられるインスリン注射について書いてみようと思います。

インスリン注射は同じような名前が多くて、自分が使用しているインスリン注射がどのようなものなのかを勘違いされている方も多いです。

その為、ここではインスリン注射を確認して板だけるような内容にしようと思っていますので参考にしてみて下さい。
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インスリン注射の役割と種類について

インスリン注射の役割について
インスリン注射の役割なのですが・・・


血糖値を下げるためにインスリンを補充する。


という事はわかると思うのですが、実は役割が2つあります。


①基礎分泌を補充するもの追加分泌を補充するもの


この2つの役割を駆使して、体内のインスリンの状態を健康な人に出来る限り近づけるために使い分けをします。


どのような状態の方が使用されるかといいますと・・・

1型糖尿病の方、2型糖尿病の方で経口血糖降下薬で十分な効果が得られない方、風邪や下痢などで体調を崩された方、妊娠・出産時、重度の肝障害・腎障害患者などです。

糖尿病については以下の記事を参考にしてみてください。
皆様こんにちは薬剤師こうです。今回から何回かに分けてになると思いますが、糖尿病について色々書いてみようかと思います。糖尿病は色々な薬もありますが、症状も様々...
インスリン注射の種類について
インスリン注射には先程、基礎分泌を補充するものと追加分泌を補充するものという2つの役割があると書きました。

その為、この2つを満たしていくような種類が存在します。


まずは容器の種類になるのですが・・・

①カードリッジ型(ペン型注射器に装着して使用するタイプ)

②プレフィルド/キット型(製剤・注射器一体型の使い捨てタイプ)

③バイアル型(専用のシリンジで使用するタイプ)

この3種類が容器の種類になります。

調剤薬局などで貰われる場合は①のカードリッジ型か②のプレフィルド/キット型が殆どだと思います。


次に効果の種類になるのですが・・・

①超速効型速攻型混合型(超速攻型+中間型)混合型(超速攻型+持効型)混合型(速攻型+中間型)中間型持効型


この様に7種類に分けられます。

その中でも役割分担がありまして・・・

①と②は追加分泌を補充します。

③と④と⑤は追加分泌と基礎分泌の両方を補充します。

⑥と⑦は基礎分泌を補充します。


インスリン注射にはこのような役割や種類がありますので、参考にしてみてください。

次はインスリン注射の名前と効果時間やアルファベットや数字の意味について書いてみたいと思います。

インスリン注射の名前について

インスリン注射は色々な種類があることを上記で書きました。

ここではインスリン注射にも様々な名前がついていますので、その事について書いてみたいと思います。

①超速効型

カードリッジ型:ノボラピッド注ペンフィル、ヒューマログ注カート、アピドラ注カート

キット型:ノボラピッドフレックスペン、ノボラピッド注フレックスタッチ、ヒューマログ注ミリオペン、アピドラ注ソロスター、ノボラピッド注イノレット(イノレットは形が異なります。)

バイアル型:ノボラピッド注100単位/mL、ヒューマログ注100単位/mL、アピドラ注100単位/mL


②速攻型

カードリッジ型:ヒューマリンR注カート

キッド型:ノボリンR注フレックスペン、ヒューマリンR注ミリオペン

バイアル型:ノボリンR注100単位/mL、ヒューマリンR注100単位/mL


③混合型(超速効型+中間型)

カードリッジ型:ヒューマログミックス25注カート、ノボラピッド30ミックス注ペンフィル、ヒューマログミックス50注カート

キット型:ヒューマログミックス25注ミリオペン、ノボラピッド50ミックス注フレックスペン、ヒューマログミックス50注ミリオペン、ノボラピッド70ミックス注フレックスペン

バイアル型:なし


④混合型(超速効型+持効型)

カードリッジ型:なし

キット型:ライゾデグ配合注フレックスタッチ

バイアル型:なし


⑤混合型(速攻型+中間型)

カードリッジ型:ヒューマリン3/7注カート

キット型:ノボリン30Rフレックスペン、イノレット30R注、ヒューマリン3/7注ミリオペン

バイアル型:ヒューマリン3/7注100単位/mL


⑥中間型

カードリッジ型:ヒューマログN注カート、ヒューマリンN注カート

キット型:ヒューマログN注ミリオペン、ノボリンN注フレックスペン、ヒューマリンN注ミリオペン

バイアル型:ヒューマリンN注100単位/mL


⑦持効型

カードリッジ型:ランタス注カート、レベミル注ペンフィル、トレシーバ注ペンフィル

キット型:ランタス注ソロスター、ランタスXR注ソロスター、レベミル注フレックスペン、レベミル注イノレット、トレシーバ注フレックスタッチ

バイアル型:ランタス注100単位/mL


ここまでが今、販売されていて使用されている方が多いインスリン注射になります。

名前だけ見ても分かりにくいと思いますので、次に効果時間やアルファベット、数字の意味について書いてみますので、それを参考にして使用している薬を見てみて下さい。

インスリン注射の効果時間やアルファベットや数字の意味について

インスリン注射の効果時間やアルファベットや数字の意味になるのですが・・・


アルファベットや数字が効果時間に繋がってきます。


一つずつ解説しますと・・・

R:速攻型(Regularの頭文字)

N:中間型(NPH製剤の最初のNからとっています。Neutral Protamine Hagedornの頭文字)

XR:持効型(持続的な溶解を意味する extended Releaseから来ています。)

25~70:混合型(数字が速攻型または超速効型の割合を示しています。例えば30Rだと30%が速攻型で70%は中間型のようになっています。)

3/7:混合型(30%が速攻型、70%が中間型になっています。)


このようにアルファベットや数字が効果時間を表していて、割合もこのように別れています。

これらを駆使してドクターは効果に合ってそうなインスリン注射を選択しています。

最後に

今回はインスリン注射の役割と種類、名前や効果時間と数値の意味などを書いてみました。

正直、似た名前が多くて分かりにくいと思います。

しかし、インスリン注射も打つタイミングや効かせ方などで変わってきますので、自分の使っているインスリン注射はこういう意味だったのかと理解して頂ければ嬉しく思います。


インスリン注射は糖尿病治療にかかせない薬剤ですが、きちんと使用して頂ければ血糖値をコントロールしやすいものになりますので、きちんと使用するようにしてください。

参考にしてみてください。
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