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皆様こんにちは 薬剤師こうです。 今回は色々と質問の多いディナゲスト(ジエノゲスト)について書いてみたいと思います。 ディナゲストはルナベルやヤーズの様なピルとはまた違いますので、勘違いされている方もいるかも知れませんので、そのあたりについても書いてみたいと思います。
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ディナゲストの副作用の事や不正出血の事について
ディナゲストですが、子宮内膜治療や子宮腺筋症に伴う痛みの軽減などに使用されます。 そして、副作用で一番多いのは不正出血になります。 他の副作用としては、ほてりや頭痛、貧血、悪心、吐き気なども見られます。 あと可能性が低いですが、体重増加、浮腫、耳鳴り、かゆみなど色々あります。 もし、服用を開始してこれ副作用?と思うことがあればすぐに相談するようにしてください。 そして、一番多いのは不正出血と書きました。 郡を抜いて多いので、殆どの方が出ると思っておいて下さい。 そして、稀にですが生理時より出血が多いとか出血量が多いことが続くとかの場合もすぐに相談してください。(ヒトによってはかなり続く場合があります。) 点状出血はかなりの確率で出ますので、それは様子を見て頂いて、定期的に血液検査をされる方が良いと思います。(貧血になっている可能性があるので) 不正出血はかなりの人が起こるのですが、量とかは判断つきにくいと思いますので、上記を参考にしてみてください。 以上が副作用や不正出血の事になります。 次は生理や避妊に関しての事を書いてみたいと思います。
ディナゲストを服用している時の生理や避妊について
ディナゲストを服用している時の生理や避妊についてなのですが・・・ 基本的には生理という概念のものは少なくなります。(一般的な排卵が起こり外へ流れるという事がしにくくなりますので) ただ、不正出血があることが多いので、生理のような出血は起こることがあります。 元からディナゲストを服用していると卵胞ホルモンが出にくい状態になります。 その為、内膜が肥厚しにくくなります。 その上に黄体ホルモンが混ざるので、内膜は薄く、剥がれやすい内膜が出来ます。 これが点状出血(不正出血の一種)になって体外にでる理由になります。(内膜が薄く、剥がれやすいので量が少ない出血ができやすいと言うことになります。) ただ、人によっては卵胞ホルモンが量が多かったり、排卵が促されたりする場合もあります。 卵胞ホルモンの量が多ければ、内膜の厚さも厚くなりますので、その分出血量も多くなります。 そして、ここからが避妊につながってくるのですが、上記でも書いた通り、排卵が促される場合もあります。 その為、妊娠してしまう可能性は否定できませんので、避妊効果を期待しての服用は絶対にやめて下さい。 他の避妊法を併用するようにお願いいたします。 以上がディナゲストを服用している時の生理や避妊の事になります。 最後に飲み方について書いてみたいと思います。
ディナゲストの飲み方について
ディナゲストの飲み方としましては1日2回に分けて服用する事が多いです。 ただ、どうしても忘れてしまう事もあると思います。 その為、ここでは服用を忘れてしまった時の事を書いてみたいと思います。 もし、1日2回朝夕食後で服用をする場合に朝服用するのを忘れてしまった場合は・・・ 午前中に気づけば午前中に服用、午後に気付いた場合は朝の分は服用しない。 そして、夕食後にいつもの分1錠を服用します。 ここで決して2錠同時に服用しないで下さい。(ピルの場合だと2錠飲むことが多いです。) 同じ様に1日2回朝夕食後服用で夕食後の服用を忘れた場合は・・・ 日が変わる前に気づけば服用して頂いて、日が変わった場合は翌日の朝まで服用しないようにしてください。 そして、翌日の朝食後に1錠服用するようにしてください。 同じ様に同時に2錠飲まないようにしてください。 あと、食事を取らないが飲んで良いかと聞かれれば、飲んでいただいても問題はないです。 ただ服用した際に腹痛や吐き気など軽く出る方は食後に服用しておいたほうが良いと思います。
最後に
今回ディナゲストについて色々書いてみました。 ディナゲストの基本的な事についてはしっかり書いてあると思います。 今回、一番気をつけて欲しいと思ったことは・・・ 避妊効果を期待して服用しないで下さいという事です。 実際には殆ど排卵はされないはずですので、避妊効果も高いと言えば高いです。 でも、排卵を抑えられない場合もあるので、ピルよりも避妊効果は低いと思っておいて下さい。 ピルと似ている面もありますが、ピルとは違うと言うことを知っておいて下さい。 参考にしてみて下さい。
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