スポンサードリンク

皆様こんにちは

薬剤師こうです。


今回も糖尿病の事になるのですが、糖尿病は国民病になってきていますので、知識は多いほうがいいとおもいます。

今回は糖尿病の診断の事や糖尿病と糖尿病予備群との違いなどについて書いてみたいと思います。
スポンサードリンク

糖尿病の診断基準とHbA1cや血糖値との関係は?

糖尿病の診断基準から入る前に、まず糖尿病について知っておいてほしいので以下の記事を貼らせてください。
皆様こんにちは薬剤師こうです。今回から何回かに分けてになると思いますが、糖尿病について色々書いてみようかと思います。糖尿病は色々な薬もありますが、症状も様々...
糖尿病について書いてみてありますのでよろしかったら参考にしてみて下さい。


それでは糖尿病の診断基準になるのですが・・・

まず、糖尿病はこういう症状が出ているから糖尿病!と診断するものではありません。

診断には「血糖検査」と「HbA1c」の結果を元に診断されます。この検査をするために血液検査をすることになります。


今回は数値化で診断基準を書いてみたいと思います。

①血糖値 

・空腹時血糖 126mg/dL以上ブドウ糖負荷後2時間値 200mg/dL以上随時血糖値 200mg/dL以上  のいずれかに該当


②HbA1c 6.5%以上(従来のHbA1c(JDS)値では6.1%以上)

①と②にそれぞれ該当した場合を「糖尿病型」と診断されます。
①と②両方共該当する場合
糖尿病と診断されます。
①のみ糖尿病型に該当する場合
糖尿病の典型的な症状(口渇・多飲・多尿・体重減少 など)があるかどうか確実な糖尿病網膜症があるかどうか を診断されます。



ある場合・・・

糖尿病と診断されます。



ない場合・・・

大体1ヶ月以内に再検査(血液検査)をすることになります。


再検査の結果

①と②共に糖尿病型、①のみ糖尿病型、②のみ糖尿病型の場合は・・・

糖尿病と診断されます。



いずれも糖尿病型ではない場合は・・・

糖尿病疑いと診断されます。

この場合は3ヶ月から半年後に血糖値・HbA1cを再検査する事になります。
②のみ糖尿病型に該当する場合
1ヶ月以内に再検査する必要があります。(血糖検査は必須です。)



再検査の結果

①と②共に糖尿病型、①のみ糖尿病型の場合・・・

糖尿病と診断されます。



②のみ糖尿病型、いずれも糖尿病型でない場合は・・・

糖尿病疑いと診断されます。

この場合は3ヶ月から半年後に血糖値・HbA1cを再検査することになります。



この様な検査を経て糖尿病かどうかを診断される事になります。

下記に用語の解説を書いておきますので、参考にしてみてください。
こうこう

・空腹時血糖とは・・・

10時間以上絶食し、空腹の状態で測定した数値になります。

・ブドウ糖負荷後2時間値とは・・・

10時間以上絶食した後、75gのブドウ糖を水に溶かしたもの又はトレーランG液を飲み、2時間後に測定した数値です。

ブドウ糖を一般的な食事の量に見立てて、食後の血糖値の変化をみるために行う検査になります。

・随時血糖値とは・・・

空腹かどうか関係なく測定した数値になります。

・HbA1c(ヘモグロビン エーワンシー)とは・・・

赤血球中でヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので、空腹時血糖だと検査前に数日食事に気をつけただけで検査結果が改善する場合があり、それだけで判断するのは危険としてHbA1cもみられるようになりました。

HbA1cはヘモグロビンの寿命である約1ヶ月~2ヶ月程度の平均的な血糖値の状態を反映するので数日では改善不可能になります。

その為、こちらを重視されるドクターも多くいます。

・JDA値とは・・・

以前の日本ではこのJDAの値でHbA1cを判定していたのですが、国際標準化の数値と比較して約0.4%低いとされていたため、現在では日本でも国際標準化HbA1c値を使用するようになってきています。

従来のJDA値に0.4%を加えた数値になります。

以上が糖尿病の診断基準やHbA1cと血糖値との関係性になります。

次は糖尿病と糖尿病予備群との違いや境界型、正常高値などについて書いてみたいと思います。

糖尿病と糖尿病予備群の違いは?境界型や正常高値とは?

最近、テレビなどでも糖尿病はかなり取り上げられるようになってきました。

そして、用語もかなり出てきていて、糖尿病予備群なんて言葉も聞いたことがあると思います。

ただ、それはどういう状態を指すのかわかりにくいと思いますので、書いてみたいと思います。


そもそも糖尿病予備群とは先程書いた診断基準を元に判断されています。

どういう事かといいますと・・・

血糖値の数値によって、現在の状態が区切られています。

それを以下に書いてみたいと思います。


・空腹時血糖が110mg/dL未満かつブドウ糖負荷後2時間値が140mg/dL未満の場合は「正常型」といいます。

・空腹時血糖が126mg/dL以上またはブドウ糖負荷後2時間値が200mg/dL以上の場合は「糖尿病型」といいます。


上記の数値をみてもらうとわかると思うのですが、少し数値に間隔が開いていると気づかれたと思います。

具体的に数値で書きますと・・・

空腹時血糖が110mg/dL以上126mg/dL未満、ブドウ糖負荷後2時間値が140mg/dL以上200mg/dLの数値になります。

この間の数値の事を「境界型」と言うのですが、この境界型に入る方を「糖尿病予備群」と呼ばれています。


この「境界型」または「糖尿病予備群」は糖尿病を発症するリスクが正常型を比べても5倍から20倍程度の差があると言われていますので、この糖尿病予備群と診断されてしまったら、生活習慣の見直しが必要になってきます。

特にブドウ糖負荷後2時間値が高い場合は、心血管疾患の発症のリスクがかなり上がると言われています。


そして、現在「正常型」の方でも空腹時血糖が100mg/dL~109mg/dLの方は「正常高値」という表現をされる場合があります。

もう一歩進めば糖尿病予備群になってしまうため、この「正常高値」の方は一度ブドウ糖負荷試験を行い、正常型か糖尿病予備群か糖尿病型かを見極めておいておいた方がいいという見解もあります。

これに伴い、現在の自分の状況がみえますので、食事や運動・ダイエットなどをしやすくする指標となりますので、ドクターと相談してみてください。

最後に

今回は糖尿病の診断基準や血液検査の事や糖尿病予備群などについて書いてみました。

糖尿病は合併症が怖いと言われていますが、合併症が発症するまでに数年かかります。

その為、そこまで自覚症状が出ないため、血液検査などで判定されれば早めに対策を講じる事が出来るというのが最大のメリットになります。


糖尿病は完治という表現は出来ませんが、進行を遅らすことは可能です。

それこそ次回から書くつもりでいます、薬物療法についても糖尿病の進行を遅らす事に一役買ってくれます。


ただ、薬を飲むことで発症を遅らす事は可能ですが、その前に自分自身を改善していく方が予後は良好です。

薬は絶対に副作用があります。(100%です。)

その為、出来るだけ薬に頼らない生活というのも重要になるのかなと思います。


生活を改善するというのも難しいのはわかっています。

ただ、心がけだけでもだいぶ変わってくるかなというのが私の印象です。

実際に薬が減る方もいます。

頑張り次第になるかなと思いますので、是非自分自身を律して取り組んでみてください。

参考にしてみてください。
スポンサードリンク