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皆様こんにちは

薬剤師こうです。


今回はウイルス性肝炎について色々書いてみようと思います。

B型肝炎などはテレビでも裁判の事で弁護士事務所からCMが流れていたりしますので、ご存知の方もいるかもしれませんが、今回はウイルス性肝炎そのものに焦点を当てて書いてみたいと思います。
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ウイルス性肝炎とは?

ウイルス性肝炎とは・・・

肝臓の細胞にウイルスが感染し、ウイルスが増殖して炎症を起こし、急性肝炎を起こすことになります。

これがウイルス性肝炎の特徴になります。


その後、ウイルスの種類などによってはウイルスが排除されて治ることがあったりしますが、完全にウイルスが無くなることは稀で炎症が慢性化する慢性肝炎に移行する場合が多いです。

慢性肝炎になると肝硬変、肝臓がんへと進行していく場合もあります。
こうこう

肝硬変とは・・・

肝臓の細胞が死滅したりすることで、肝臓が硬くなり、肝臓の機能がかなり低下した状態を指します。

これらの様な状態を起こしたりすることがあります。

ウイルス性肝炎の仕組みは?

本来、ヒトには免疫反応があるので、体内の異物を排除する働きを持っています。

ただ、ウイルス性肝炎の場合にはこの作用がキッカケで肝炎になってしまいます。


仕組みを書いていきますと・・・

ウイルスが体内に入ることで、身体は異物を認識します。

そして、身体は免疫反応によって、そのウイルスを体外へ排除する働きを示します。

しかし、この免疫反応の結果、ウイルスだけでなくウイルスを含む肝臓の細胞まで攻撃してしまい、それに伴い炎症を起こしてしまいます。


箇条書きにした方が解りやすいと思いますので、箇条書きにしてみます。

①肝臓の細胞がウイルスに感染すると、ウイルスが増殖して感染が広がります。ウイルスに感染すると、免疫反応でウイルスに感染した細胞が攻撃されます。免疫反応により、ウイルスに感染した肝臓の細胞が破壊されます。肝臓の細胞自体は再生力がかなり高いため、壊されても再生し、壊された段階で炎症が治まる場合もあれば、再度感染してしまい慢性化する場合もあります。肝臓の細胞の再生と破壊が繰り返されるうちに線維化が起こり、肝硬変へ進行する場合もあります。
こうこう

※線維化とは・・・

コラーゲンなどの産生に伴い、欠損した部分を埋める反応。

線維化が何度も起こることで、硬くなり、肝臓の正常な機能が行われにくくなっていくことを指します。

以上がウイルス性肝炎の仕組みになります。

次は検査について書いてみようと思います。

ウイルス性肝炎の検査について

よく、血液検査とかでAST(GOT)・ALT(GPT)などの数値を見ることがあると思いますが、このようにまずは血液検査で診ることが多いです。

詳しく書いてみます・・・


①AST(GOT)・ALT(GPT)

これらの数値で判断できるのは、肝細胞の破壊の度合いを知ることが出来ます。

ASTとALTはアミノ酸の代謝に関わる酵素で肝細胞に含まれています。

肝炎が起こると肝細胞が破壊され、これらの酵素が血中に出ていきますので、この数値が肝臓の状態をみる1つの指標になります。


②ALP

胆汁の流出障害を調べます。

ALPは酵素の一種で胆汁の流出が障害されると何らかの刺激になり、盛んに肝臓で胆汁が作られるようになり、血液中に流れ出ます。


③ウイルスマーカー

肝炎ウイルスに感染しているかどうかを確認します。

陽性の場合、ウイルスの活動性をみたります。


その他にも画像診断などの検査など色々ありますが、主なものはこれくらいになります。

参考にしてみてください。

最後に

今回はウイルス性肝炎の仕組みや検査などについて書いてみました。

本当はA型肝炎、B型肝炎、C型肝炎など個別に書こうかとも思ったのですが、あまりにも長くなってしまうので、今回は仕組みと検査だけ書いてみました。

そのうち、肝炎の薬についてもまた1つずつ書いていこうと思いますので、その都度更新させて頂きます。

参考にしてみてください。
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