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皆様こんにちは 薬剤師こうです。 今回は初めてな気がしますが、高脂血症治療薬であるクレストール(ロスバスタチンカルシウム)やゼチーア(エゼチミブ)について書いてみようと思います。 両方共、まだまだ使用されている薬剤になりますので参考にしてみてください。
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クレストールとゼチーアの併用は大丈夫?
クレストールとゼチーアの併用についてなのですが・・・ 重篤な肝障害がない限り併用は問題ないです。 ただ、ゼチーアは薬価が高い(H29年現在1錠185.3円)ので、そのあたりも考慮して頂くとゼチーアを併用するよりは、クレストール2.5mg服用の場合であれば、クレストール5mgに変更するというのも選択肢的にはありかなと思います。 次はクレストールとゼチーアの違いについて書いてみようと思います。クレストールとゼチーアの違いについて
クレストールとゼチーアなのですが、同じ高脂血症改善薬ではあるのですが、作用の仕方が違います。 クレストールはHMG還元酵素阻害剤 ゼチーアは小腸トランスポーター阻害剤 となっています。 クレストールのHMG還元酵素阻害剤は肝臓でのコレステロール生成をしにくくするお薬です。 ゼチーアの小腸トランスポーター阻害薬はコレステロールの吸収を選択的に阻害するお薬です。 両方共作用が違うので上記に繋がるのですが、併用も問題ないと言われています。 次は併用することでのメリットについて書いてみようと思います。
クレストールとゼチーアを併用することでのメリットは?
クレストールとゼチーアを併用することでメリットといえば・・・ 数値だけで考えると・・・ LDLコレステロールをより下げやすくします。(俗に言う悪玉コレステロールです。) HDLコレステロールを多少上げてくれます。(善玉コレステロールと言われます。) TG(中性脂肪)を下げやすくしてくれます。 これらの事を考えると、併用することでメリットはあるかなと思いますが、薬代がかなり高くなってしまうので悩ましい所です。
最後に
今回はクレストールとゼチーアの併用や違い、メリットについて書いてみました。 コレステロールが下がることで動脈硬化のような恐ろしい病気が軽減されることを考えると併用する価値はあるのかなと思います。 本当に薬の値段だけどうにかなればかなりいい併用と思います。 昨今、クレストールはジェネリックが出てきたので、少しお安くなりました。 しかし、ゼチーアのジェネリックはもう少し後になるので、お安く済まそうという訳には中々いきません。 早くジェネリックも出て併用しやすくなれば、もっと普及しやすくなるかなと思います。 参考にしてみて下さい。
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