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皆様こんにちは

薬剤師こうです。


今回はノイロトロピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液含有製剤)についてなのですが、よく効果が出たかわかりにくかったりする事を聞きますので、今回は時間などについて書いてみたいと思います。
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ノイロトロピンは効かない?作用発現の時間や特徴について

ノイロトロピンは他の成分のお薬と違い抽出液になっています。

実は約300種類もの成分が入っていて、正直、有効成分については全部はわかっていないのが現状です。


その為、効果の発現の時間に関しても明確な事は言えないのが現状なのですが、今までの研究と蓄積されたデータから行くと・・・

効果発現には2週間~4週間服用して頂いて見て頂くのがいいです。


特に4週間服用して頂いて判断して頂くのが効果発現に関しては一番いいと言われています。


これだけ時間がかかるのに、なぜ支持されているドクターが多いのかと言いますと・・・

・副作用が少ないこと薬に特有な肝臓・腎臓への負担が少ないこと胃や消化管粘膜などへの負担も少ないこと


これら3点が特に言えるかと思います。


まず1点目の副作用が少ない事

これは薬に関しては非常に有り難い事です。

副作用のない薬はないのですが、このノイロトロピンに至っては副作用全体の発現が0.94%(19846例中187例)とかなり低い数値になっています。

一番多い副作用で胃不快感(0.23%)なので、かなり少ないと言う事が言えます。


2点目なのですが肝臓や腎臓への負担が少ないこと

殆どの薬が肝臓または腎臓で代謝されます。

特に痛み止めで言われているリリカ(プレガバリン)やNsaidsなどはそのような疾患を持たれている患者さんには使いにくいのですが(使えないわけではないです。)、ノイロトロピンはあまり影響を受けないので使用しやすいと言えます。

特に年齢が高くなるにつれて、腎機能低下を伴いますので、高齢者にはかなり使いやすい薬になります。


3点目なのですが胃・消化管粘膜への負担が少ない事

よくNsaidsなどの痛み止めだと胃粘膜や消化管粘膜を荒らしてしまい、痛みなど伴う方がいらっしゃるのですが、ノイロトロピンはそのような事はないです。

急な痛みにはNsaidsは効きやすいですが、反面副作用もあるので、そういう点では使いやすいかなと思います。



もう1点特徴があるのですが、実は効果時間というものがノイロトロピンはわかっていません。

先程も書きましたが、有効成分がわかっていないので、どの有効成分がどれくらいの時間で消失するのかもわかっていません。(最高血中濃度や半減期なども添付文書に載っていない理由になります。)

漠然としていて不思議なお薬なのですが、それでも効果があるので、今でも使われるドクターが多いです。


あとはブラジキニン遊離抑制作用末梢循環改善作用も確認されています。

※ブラジキニンとは、血圧降下作用と痛みを感じさせる物質であると言われています。

最後に

今回はノイロトロピンの作用時間や特徴について色々書いてみました。

先程も書いたのですが、正直不思議な薬なのですが、実際に効果も上がっていて且つ副作用や他臓器にも影響が少ないのであれば使いやすい薬であることが言えると思います。


効果発現も出来れば4週間1日2回しっかり服用して頂いて様子を見て頂くのが一番良く、途中で止めたり、飛び飛びで服用すると効果が下がりやすいです。


4週間毎日継続して服用をして頂く。


これが最大限の効果を引き出すと言われています。

根気はいりますが、痛みが和らぐ可能性を考えれば続けて頂けるかと思っています。


痛みというのは本当に辛いです。


なってみないとわからないでしょうけど、薬局にも結構痛みで辛そうな方がいっぱいいらっしゃいます。

劇的に改善すればいいのですが、そういう訳にもいかないので、少しずつでも出来ることを試してみて頂きたいと思っています。

参考にしてみてください。
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