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皆様こんにちは 薬剤師こうです。 今回は質問でも頂いたことがあるのですが、アスベリン(チペピジン)という咳止めに対して、他の咳止めと言われるホクナリン(ツロブテロール)やメジコン(デキストロメトルファン)などが一緒に出ているが大丈夫ですか?という質問をよく頂きます。 その内容について触れてみたいと思いますので参考にしてみてください。
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アスベリンとホクナリンやメジコンの様な他の咳止めと併用はいいの?
アスベリンとホクナリン(ホクナリンテープ)やアスベリンとメジコンの様な咳止め同士の併用なのですが・・・ 併用は特に問題はありません。 理由としては・・・ アスベリンとホクナリンとメジコンでは微妙に作用が違うため、相乗効果を狙って処方される場合があります。 アスベリンは気道分泌促進に基づく去痰作用もあり、気管支筋の収縮を抑制させる作用があります。咳中枢を抑制することで咳を改善します。 メジコンは咳中枢抑制作用が強いため、激しく乾いた咳に使われます。 ホクナリンは気管支を拡げ咳など出にくくします。 アスベリンとメジコンだと同じ咳中枢に作用し、咳を抑える効果があるのですが、アスベリンは去痰作用もあり両方の相乗効果を狙って処方される場合があります。 アスベリンとホクナリンだと作用の仕方が違いますので、咳中枢を抑える効果と気管支を拡げる効果で咳を改善しやすくします。 なお、アスベリンシロップとメジコンシロップだと、メジコンシロップのみ去痰作用が追加されています。その為、アスベリンシロップとメジコンシロップ共に去痰作用があることになります。 しかし、特に強い咳の時には少し落ち着くまで処方される事があります。(実体験ですが) あと咳なのですが、咳は出続けるとしんどいですが、身体を守るという面では抑えすぎてもあまり良くありません。 咳をすることで不純物を外に排出してくれていますので、無くてはならない生体防御の一種です。 その為、軽い咳程度であれば様子を見るという選択肢もありだと思いますので、そのあたりは相談してみてください。
最後に
今回はアスベリンとホクナリンやメジコンなどの他の咳止めとの併用について書いてみました。
結論だけ書くと・・・
併用されることはあり、相乗効果を狙って処方される場合があります。
特に強い咳だと咳するだけでも身体の軋みや痛みなど感じられる場合があるので、そういう場合だと抑えた方が良いと思います。
ただ先程も書いた通り、咳自体は生体防御として無いと困りますので、多少程度であれば不順な物質を出してくれていて守ってくれているんだと思って頂くと良いと思います。
参考にしてみて下さい。
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