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皆様こんにちは 薬剤師こうです。 今回はアレルギーの薬であるタリオンとオノンやキプレス、シングレア(キプレスとシングレアは全く同じ成分でメーカーが違うだけです。)のようなロイコトリエン受容体拮抗薬との併用についてや毎年のように質問されるアルコールとの併用について書いてみたいと思います。 参考にしてみてください。
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タリオンとオノンやキプレスとの併用は大丈夫?
花粉症の季節になり、鼻や眼の症状などで花粉症の薬を服用する機会も増えてくると思います。 しかし、色々な薬を併用することに抵抗もあると思いますので、今回はタリオンとオノンやキプレスについて解説してみます。 先に結論から書きますと・・・ タリオンとオノンやキプレス、シングレアは併用しても問題ないです。 ※オノンやキプレス、シングレアはオノンドライシロップ(プランルカスト)やキプレス細粒、シングレア細粒(モンテルカスト)でも問題ないです。 理由は・・・ タリオンは抗ヒスタミン薬というヒスタミンという物質を抑えることでアレルギー症状を改善します。 オノンやキプレス、シングレアはロイコトリエン受容体拮抗薬と呼ばれる薬剤で喘息などに使われる場合もありますが、ロイコトリエンが鼻の粘膜の炎症なども引き起こすと言われていますので、その作用を抑えるためにアレルギー性鼻炎で服用する事があります。 上記で書いた通り、作用の仕方は違うので併用しても特に問題はありません。 むしろ併用することでより鼻の症状(鼻水、鼻づまりなど)を改善しやすくすることが考えられますので併用することで効果は上がると考えられます。 ただ、ネックになることがありまして・・・ 薬の値段です。 実は、このロイコトリエン受容体拮抗薬は薬価がそこそこします。 オノンカプセル112.5mgだと、1カプセル53.7円(H29年現在)なので1日量4カプセルなので、1日で214.8円 キプレス錠10mg(シングレアも同じです。)だと1錠203.5円(H29年現在)で1日1錠服用になります。 薬価ベースなので、ここから保険使用で3割になったとしても、1ヶ月2000円弱になります。 それとタリオンが加わり、そこに点鼻薬や点眼薬など入ってくると1ヶ月薬だけで5000円くらいになる方もいます。 月に5000円で診察代なども含めれば結構な額になってくるので、ジェネリックにするのも選択肢の1つかなと思います。 オノン(プランルカストカプセル)はジェネリックだと1カプセル28.7円 キプレス(モンテルカスト)はジェネリックだと1錠81.4円(オーソライズドジェネリックであるモンテルカスト錠10mg「KM」だと1錠101.8円) ※オーソライズドジェネリックとは・・・ 簡単に書くと、先発医薬品と全く同じ成分(原薬や添加物、製造方法まで全て)のジェネリック医薬品です。 パッケージがジェネリック専用のパッケージにはなっていますが、中身は先発医薬品と全く同じになります。 もし薬代がネックと思われるのであれば、薬剤師と相談してみて下さい。

タリオンとアルコールとの併用はどうなの?
この質問はどんな薬でも必ず聞かれることがあると言っても過言ではないくらい聞かれる質問です。 その為、ここで書いてみようと思います。 結論としては・・・ タリオンとアルコールと一緒に併用したとしても相互作用は問題ないので使用してもらっても問題ないです。 ただ、アルコールには中枢抑制作用もあるのと、タリオンも中枢抑制作用があるので、その関係上眠気などは増強される可能性はあります。 薬としての相互作用はありませんが、このようにアルコールのもつ本来の作用と合わさる事はあるので、薬を服用する際にはなるべくアルコールを避けて頂くほうが良いと思います。 あと、万が一副作用が出てしまった時、アルコールでの副作用なのか、タリオンによる副作用なのか判断がし辛くなるので、その点を考慮しても併用しない方が無難かと思われます。
最後に
今回はタリオンとオノンやキプレスのようなロイコトリエン受容体拮抗薬との併用とタリオンとアルコールの併用について書いてみました。 両方共、聞かれる事の多い内容になりますので、簡単にですが書いてみましたので参考にしてみて下さい。 特にジェネリックについても書かせて頂いたのは、やっぱり薬代が高いと言うだけで薬の服用を止めてしまい、飛び飛びに服用する方が増えてしまいます。 それを抑制するためにも書いてみましたので参考にしてみてください。 お問い合わせはこちらから受付させて頂いております。 すべてに返信は保証できませんが、なるべく返信させて頂きます。(意外にお問い合わせ多いんです・・・) 尚、頂いた質問内容は記事として使用させて頂く場合がございます。予めご了承下さい。(もちろん匿名にさせて頂きます。)
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