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皆様こんにちは 薬剤師こうです 今回もアデノウイルスについて書いてみようと思いますが、前回は咳について書いてみました。 アデノウイルスで咳が止まらなかったり長引いたりする理由は? 今回はアデノウイルスの検査方法について書いてみようと思います。 実際に、ドクターが考慮する方法について書いてみますので参考にしてみて下さい。
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アデノウイルスの検査方法は大人と子供では違うの?
まずアデノウイルスを疑う前にどういった症状が出るかといいますと・・・ まず、高熱が4、5日続き、咽頭の強い発赤や滲出性扁桃炎などがあり、稀に重度の肺炎を伴うことがあります。 病院に行き、このような症状が見られれば、検査をするのですが、この段階では溶連菌感染症の疑いもあるので、ドクターによっては両方検査される場合があります。 私、表が作れないので、フローチャート式みたいになってしまいますがお許し下さい。 ドクターはこのような形で疑い、検査を行っています。 高熱、咽頭の発赤 → 溶連菌抗原迅速検査 → 陽性 → 溶連菌性咽頭炎 ↓ ↓ アデノウイルス抗原迅速検査(1)→ 陰性 → ウイルス性咽頭炎 ↓陽性 結膜充血 → あり → 咽頭結膜炎(2) ↓なし アデノウイルス咽頭炎 ※(1)アデノウイルス抗原迅速検査は4日以後ウイルス量が減少していて陽性になりにくいです。その為アデノウイルスを疑う時は発熱1~2日目に検査されることが望ましいです。 (2)咽頭結膜炎はよく「プール熱」と呼ばれる疾患です。塩素消毒の不完全なプールの水を介して起こることがあることから「プール熱」と呼ばれています。 そして、この検査方法なのですが、これは大人も子供も変わりません。 ドクターが所見で疑いをかけて検査するという事になります。
アデノウイルスにかかった時、大人は何科を受診すると検査してくれる?
アデノウイルスは子供の場合だと小児科に受診すれば検査してくれますが、大人だと何処へ受診すればいい?と聞かれたことがあります。 いきなり回答になるのですが・・・ 大人の場合だと内科、耳鼻科などで検査してくれます。小児科でもしてくれると思いますが、そこは聞いて下さい。 正直、検査程度であれば、子供の付き添いで小児科行った時でも、小児科ドクターが検査してくれる所もあると思います。 まず、熱、喉が痛いとなった時の第一選択としては耳鼻咽喉科への受診です。 ただ、花粉時期だと耳鼻咽喉科は混んでいますので、内科や小児科でも診てくれると思います。
最後に
今回はアデノウイルスの検査方法について書いてみました。 今回書いた方法でドクターが判断することが多いです。 ただ、アデノウイルスは治療薬がないので、自然治癒を待つしかありません。 その為、溶連菌感染症検査だけして、溶連菌がでれば抗生物質が処方され、溶連菌がでなければ抗生物質なしの解熱鎮痛剤程度で終わることが多いです。 その為、アデノウイルス自体を検査しないという場合もあります。(溶連菌がでなければ「じゃあアデノだろう」と判断されるドクターもいます。この場合は検査しない場合もあります。) こういった場合もあることを知っておいて下さい。 参考にしてみてください。 お問い合わせはこちらから受付させて頂いております。 すべてに返信は保証できませんが、なるべく返信させて頂きます。(意外にお問い合わせ多いんです・・・) 尚、頂いた質問内容は記事として使用させて頂く場合がございます。予めご了承下さい。(もちろん匿名にさせて頂きます。)
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